楽勝!英会話上達

−英会話の学習法−

NHKの英語講座

【NHKの英語講座】

自分が納得できなければ、無理して英会話スクールに通う必要はありません。
もちろん、英会話スクールに行けば、英語ができる可能性はじゅうぶん高くなります。

教え方や先生がある程度のレベル以上である必要はありますが、
何よりも「一緒に英語を学ぶ仲間」ができることは、自分にとって励みとなります。

でも、近くに英会話スクールがない、お金がない、などの理由で通えない人も
多いでしょう。

そんな人は、ラジオ英語講座、テレビ英語講座、これでひとまず勉強しましょう。
今は初心者向きから上級者向きまで、ありとあらゆる人を対象に
番組が作られています。

一度、いろいろな番組を見たり聞いたりしてみてください。
これがいいな、自分にあっているな、
そう思ったら、続けてみてください。

「継続は力なり」ですよ。

 

【どんな講座を選べばよいのでしょうか?】

私が中学生のときは、NHKのラジオ英語講座は
今ほど多彩ではありませんでした。

基礎英語、続基礎英語、英語会話ぐらいしかありませんでした。

ですから、迷うことなく英語会話の講座を聞きましたね。

現在(2006年8月)は、ラジオ講座だけでもこんなにあります!

・基礎英語1
・基礎英語2
・レベルアップ英文法
・ものしり英語塾
・英会話入門
・徹底トレーニング英会話
・ビジネス英会話
・英会話上級

このうち、基礎英語1は中1、基礎英語2は中2を対象とした
内容になっています。

もしもあなたが「全く英語ができない」状態でしたら、
基礎英語1から聞いてももちろんいいのですが・・・

実は、ここだけの話、あまりお勧めできないんです。

私の友達が、基礎英語1の講師をしていて、
なおかつ彼女がスクリプト(テキスト)を書いているのですが、

「もう、困っています。中学1年は「過去形」も「未来形」も習わないので、
すべて現在形で書かなければならないので、会話が不自然なんです。」

なーるほどって感じでしょ!

だからね、やぱり自然な英語を身につけたいなら、

「英会話入門」から始めたほうがいいです。
ここだけの情報でした!

 

【英語講座の効率的な聞き方】

ラジオでも、テレビでも、英語講座を聞いて勉強するとします。
一番悪い聞き方は、何の予習もなく、テキストもなく、一回聞いて(見て)
おしまいにする方法。

これは、一番もったいないです。頭に入りませんからね。

まずは必ずテキストを用意しましょう。1冊350円くらいです。

会話の本文は放送の中で何回も繰り返されますが、
最初はテキストを見ないで「聴くこと」に集中することもよいでしょう。

リスニングに自信のない人は、テキストを先に見て、
放送でどう読まれるのか、どう発音されるのかを確認してください。

放送では、スキットを音読するコーナーが必ずあります。
イントネーションなどに気をつけながら、自分もネイティブスピーカーに
なったつもりでリピートします。

続いて、役割練習があります。この時に一番大事なのは、
「自分がその役割になりきって」音読するということです。

ただ単に文章を淡々と読むのと、役割になりきって読むのでは、
見につくスピードが倍は違います。

会話が難しいな、と思われる場合は、放送で英語を聴く前に、
日本語役をぜひ読んでおいてください。「日本語を読むな、英語で
考えるクセをつけろ」という人もいますが、内容がわかった上で
英語を聴くと、なぜか聴き取りやすくなります。

 

【空き時間を有効に利用しよう!】

アメリカでは、20年以上も前から「時間管理の本」がベストセラーの
上位を占めることが多かったです。

20年前、日本では「時間管理の本」はあまりありませんでした。


「ビジネスマンの時間の使い方」「早起きする人は出世する」
というような本を、チラホラ本屋さんで見るぐらいでした。

ところが、今や日本でも「時間管理」マニュアルは大人気。
今の日本では、男女を問わず「暇にしている」人はほとんどいません。

当然、「英語を勉強するヒマなんてないよ!」とお嘆きの人も多いはず。
ですが、日々の練習をしなければ、とても上達は望めません。

三日坊主にならないためにも、時間を「分散」して、飽きないように
練習する習慣を身につけましょう。

どんなに忙しい人でも、1日の中で空いている時間は必ずあるはず。
昼休みの10分とか、朝ご飯を食べて出かけるまでの10分とか、
夕飯の後にボーっとしている時間とか、電車の中とか。

短時間でかまいません。空いている時間があったら練習する、
という習慣をつけてしまえばしめたもの!

あなたの英語の力は確実に鍛えられていきます。それも、知らないうちに!

Whenever you have a moment to spare, just flip open your textbook
and start reading out loud.

(空き時間があったら、テキストを開いて音読しよう!)

 

【集中あるのみ!】

同じように忙しいのに、なぜか勉強ができる、あるいは仕事ができる
人っているものです。

同じ人間なのに、時間がないのは同じなのに、なぜでしょう?
「頭が良いから」で片付けられる問題でしょうか?

私は、ひとえに「集中力」の違いだと思っています。

この前、高校受験の塾の先生も、同じことを言っていました。

「中学生って、学校の勉強と部活、おまけに塾や習い事で、
どの子も時間がないんですよね。

だけど、できる子っていうのは、たいていみんながワイワイやってる
休み時間の10分とか15分ぐらいの間に、
ガーっと集中して宿題とかすませちゃうんですよ。

結局、できる子っていうのは、そういう空いた時間に
すごい集中力で勉強できる、そういう子ですね。」

これって、子供でも大人でも同じかもしれませんね。

同じ15分でも、ダラダラ読むのと、集中して読むのと、
結果が違うのならば、集中して読むほうがずっとトク。

「集中力」って英会話だけでなく、どんな事にも言えますよね。

Whenever you can find the time, do some intensive prractice.
(時間を見つけたら、集中して練習しよう。)

 

【テキストを持ち歩こう】

「ちょっとした時間を有効に活用し、集中して練習する」

これはわかりましたが、空いた時間にテキストがなければ、
何もなりません。

NHKの英語講座のテキストは、幸い軽くて小さくて
持ち歩くのにぴったりです。

電車の中でも、会社でも、学校でも、テキストをぜひ持ち歩いて
チョコチョコと見て練習しましょう。音読の練習は恥ずかしくて
できない場合でも、読むだけでもじゅうぶんです。

私の友人で、独学で英語をマスターした人がいますが、
彼女はどこへ行くにも、雑誌「Time」の切り抜きをカバンに入れて
持ち歩いていました。

そして、電車の中や、人との待ち合わせの時間に
カバンの中からその切り抜きを取り出して読んでいましたね。

そういう「ちょっとした時間の応用」の積み重ねが、
1ヶ月、半年、1年と経つにつれて、大きな差となって出てきます。

がんばりましょう。

Keep your textbook with you so you can practice any time,
any place.