楽勝!英会話上達

−英会話についての本音−

2006/8〜

2006/08/05

【嫌な質問】

英語を長い間やっていて、英語のプロになっても、
これを聞かれるとイヤだな、っていうのが二つあります。

まず一つ目。

「○○って英語でなんていうの?」

これは、イヤですね。突然来ますから、こういう質問が。

○○っていうのが、難しい場合が多いんですよ。

「秋分の日って英語でなんていうの?」(長いんですよね、この単語)
「お粗末さまですって英語でなんていうの?」(しるか)

二つ目。

英語がテレビやラジオから流れていて

「今のなんて言ったか、全部わかる?」

注意して聞いていないんだから、分かるはずない…

あんただって、テレビから何気なく流れてくる言葉、
日本語でもすべて聞いているわけではないでしょう!(怒るな)

失礼しましたー

でもね、私の尊敬するDJ、小林克也さんも以前同じことを言ってました。
彼も同じなんだー(ちょっとホッとした)

 

2006/8/6

まあ、そうむきにならなくても良いと思います。

知らないものは知らないと言えば良いし、
聞いていなかったものは聞いていなかったと言えばよいではないですか。

英語がわからないからいろいろ聞くだけで、聞く人に悪気はないでしょう。

それと言葉には環境とか文化とかが密接に関わってくるので、
ある国では存在する単語が別の国では存在しない、なんてことは珍しくない。

「お粗末様」なんて単語が英語にあるのかどうか知らないけれど、
アメリカ人が自分のことをへりくだってそんな言葉を言うとは思わない。

プレゼントするときだって日本人は「つまらないものですが」とか言うけど、
そういう慣習がない国には、その単語だってないのはあたりまえ。

ってことで、「そんな単語ないんじゃないの」で一件落着では?

 

2008/8/15

英会話と野球の共通点とは?

突然ですが、あなたは泳げますか?
ま、それはそれとして・・・

水泳って、泳ぐ前に「平泳ぎの泳ぎ方」なんていう本をいくら読んでも、
実際に水の中に入らないと泳げるようにはなりませんよね。

水の中でもがいて、バタバタやって、
コーチに「手はこうしろ、足はこうしろ」と教えてもらって、
その通りに自分でやってみて、
何回も何回も練習して、

そうしてやっと何とか泳げるようになります。

スキーも同じ。スケートも同じ。

どんなスポーツだって、
「○○する方法」という教則本を何十冊読んでも、
実際にやってみなければ、絶対にできるようにはなりません。

英会話もスポーツと同じです。

英会話マスターの一番の近道は、実際に外国人と話すこと。

それはもっともなことなんですが、そんなチャンスはほとんどないので、
普段から英語で考えたり、ひとりごとみたいにブツブツ言ってみたり
することが大切なんです。

「そうは言っても、会話って実際は相手がいて成り立つことでしょ。
相手がいないのに、一人だけで訓練しても意味がないんじゃないの?」

あなたはもしかしたら、そう思っていませんか?

相手がいなくても、できることは山ほどあるんです。
いえ、相手が見つかる前に、しなければいけないことが・・・

イチロー選手が、人よりも多く素振りをしているということを
聞いたことがあります。

普通の選手が、ボールを1箱、2箱で終わり、「もうこれ以上できない!」
と打撃練習をやめたとき、

イチロー選手はそこからもう1箱、2箱と練習するそうです。

一人黙々と練習することで、いよいよ本番、相手がいる試合に
望み、成功することができるんです。

英会話も同じ。誰もほめてくれないけれど、自分で英語で考える
くせをつけたり、ブツブツ言ってみることが、イチロー選手の打撃練習と
同じことになるんです。

もっとも、英会話の練習のほうが、ずっとラクですけどね。
だって、道を歩きながらでも、料理をしながらでも、寝ころんでてもできますから。

 

2008/8/20

英語で考えるということ

へたくそな日本語訳を目にすると、直訳ほどひどいものはないと感じる。

これは逆も成り立つわけで、日本語から英語への直訳は役に立たないどころか

英語上達のじゃまにさえなると思う。

英語が不得意な人は、皆、頭の中で日本語を英語に置き換えているようだ。

何十年も日本語で生活しているわけだから仕方ないことではあるけれど、

できるだけ英語そのもので考えることが大事だと思う。

リンゴを見たときにリンゴ→appleではなく、→appleと。

そういった意味で映像の効果は大きい。

テキストや言葉だけではどうしても日本語での理解が伴ってしまうが、

テレビなどでは、物そのものを英語で覚えられる。

特に子供用の英語番組ではその傾向が強いので役に立つ。

もう一つ重要なのは、単語を覚えるときに文章の一部として覚えるということ。

そうやって覚えると自然に英語の感覚が身につき、

一度日本語にしてから英語にすることがなくなってくる。

 

2003/8/21

どうやって時間を作るか

英会話の勉強に限らず、何かやりたいことがある時、
「やりたいんだけど、時間がない」ことってありますよね。

というか、誰でもそうだと思います。
ヒマで仕方がない人って、いるのかしら。

「時間をどうやって作り出すか」は現代人の永遠のテーマです。

そこで、私が以前なにかの洋雑誌(雑誌名は忘れました)で読んだ
記事をご紹介します。(実話です。)

ある一人の平凡な女性が、結婚し、子供が生まれました。
毎日育児で忙しい彼女には、全く時間がなかったので、
毎朝洗濯機をまわしている間だけ、
読書の時間にあてることにしました。

彼女が本を読めるのは、1日でその時間だけです。
しかし、それを毎日毎日続けました。

毎日少しずつでも本を読み進め、読書が大好きに
なった彼女は、自分の感想をとある雑誌に投稿しました。

何回か投稿し、そのうちに彼女の投稿文が
その雑誌に掲載されました。

喜んだ彼女は、その雑誌だけでなく、他の雑誌や
新聞に、どんどん投稿を始めました。

そしてついに・・・
彼女はプロの書評家になりました。これは本当の話です。

毎日続けるって、すばらしいことだと思いませんか?

2006/8/22

「感覚としてつかむ」ということ

私は車の運転が苦手なんですが、

「車幅感覚」って大切ですね。

「この程度の道幅なら、向こうから来る対向車と
すれ違えるだろう」

「おそらくすれ違うことができないだろうから、
自分はここで左に寄せて通り過ぎるのを待とう」

「あそこに車が停車してるけど、
対向車がきても十分すれ違えるはずだ」

なんていう感覚です。

これは、車によって微妙に違いますし、
車の幅だけでなく、長さによっても違ってきますから、
やっぱりその車にのって、その車の車幅感覚を身につけなければ
いけないですよね。(女性は結構これが苦手…)

さて、この「感覚」なんですが・・・
英会話にも言えることなんです。

英語が自分の口からスラスラとついて出てくる感覚。

ネイティブスピーカーの言っていることが聞き取れる感覚。

聞いた英語を、聞いたそばからどんどん訳していける感覚。

英語のイントネーション、リズムが身に付いた感覚。

そんな感覚は、英語を毎日少しずつ練習していると、
必ず肌で感じるものです。

その感覚は、とーっても気持ちいいもの!
がんばりましょうね!

 

2006/8/23

イヤになったとき

長い階段を少しずつ少しずつ登るようで、
いいかげん嫌気がさすことがあります。

そこであきらめたら、その時点で終わり。
「失敗する」って、「あきらめる」ことなんですよね。

「日本人の英語」というベストセラーを書いた
マーク・ピーターセンさんも、

「日本語なんて大嫌いだ!」と叫びながら、
窓から日本語の辞書を投げ捨てたことがあるそうです。

私の友人で、アメリカの大学院で言語学を学んでいた女性も、

「言語学のことを考えると吐きそうになる」と
いつもメールでこぼしていました。

私自信も、やってもやっても英語が上達していな気がして、
ほとほと嫌気がさすことが数え切れないほどありました。
(今も同じです。)

でも、それでも何とか続けていると、
突然目の前の視界がパーっと開けて、
大草原が見えてくることがあります。

その時が上達したときです。
それを信じてくださいね。


2006/8/25

日本で留学?

留学したい気持ちはやまやまだけど、そうは言っても
日本を離れることができない人ってほとんどですよね。

そういう人には、とっておきの情報。
「自宅留学」という方法があるんです。

自宅留学は、海外の大学(大学院)の遠隔教育制度
(distance edution)を利用して行う勉強で、
通常distance learningと呼ばれています。

これは、これまでの通信教育とは異なり、インターネット、
CD-ROM、ビデオやメールなどを利用した新しい勉強方法です。

授業料も安く、英語圏の大学ではかなり発達しています。

シドニー大学にも、外国人を対象とした「自宅留学」
プログラムがあります。このプログラムで勉強する場合、
面倒な学生ビザをとる必要もありません。

詳しくは、こんな本が参考になるでしょう。
この本には、遠隔学習の方法が詳しく説明されています。

日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  ― 学士・修士・博士課程 (ダイヤモンド社)

2006/8/26

日本に来る観光客

実は私は観光地に住んでいます。

だから、毎日のように外国からの観光客を目にしますが、
彼らが日本語をしゃべることは、ほとんどありません。
たいてい英語で話していますね。

道を尋ねるときも英語、店で買い物したり、食べ物を注文するときも英語。

まあ、英語は世界の共通語、という認識がありますから、
ある程度仕方がないのかもしれませんが。

でも、日本に来るときぐらい、少しは日本語を勉強しろ、
と思うこともあります。

だって、それが相手の国に対する礼儀ではないかと思うのですが。

2006/8/27

実は私は住宅街に住んでおります。

しかしながら、最近は外人をいろいろなところで見かけますね。

本当に多いです。

一見日本人だと思っていても、

言葉を聞くとアジアの国の人だったなんてことも多々あります。

さて、日本に来る前に日本語を勉強いろとはずいぶん手厳しいですな。

まあ、日本語が話せなくても

お店で欲しい物を指さし、お金を渡せば

お店のおばちゃんがお釣りを計算して返してくれるでしょう。

ただし、だまされても私は責任持たないですけど。

でも、日本人は親切だから外国の観光客もなんとかなるんでしょう。

そんでもって、「日本は良い国だなあ、よし、日本語を少し勉強してからもう一回来よう」

って思ってくれれば良いと言うのは甘いですか。

 

2006/8/30

國弘正雄先生の授業

学生時代、「国際英語特別講座」なる授業を、
現在はエジンバラ大学の客員教授、國弘正雄先生にならっていました。

先生は、同時通訳の神様と言われた人で、
数々の国際会議、サミットなどの通訳を経験されました。

そのクニヒロ先生がよく言っていた言葉。

「いやー、サミットで通訳しながらいつも思うんだけどね。

日本人の首相なんか、英語はしゃべれないし、ハナから仲間に
されないっていうか、冗談は英語で通じないし、ダメだよ。

アメリカやヨーロッパのやつら(サミット首脳)は、
隣どうしみたいなもんで、しょっちゅう話してるもんだから、
彼らの間にはとうてい入っていけないよ。日本は遠いからね、なにしろ。」

なーるほど、って思いながら聞いていました。
こういう生の話を聞けるのが面白くて、
クニヒロ先生の授業は4年間続けてとっていました。

そういう面白い授業って、何十年たっても忘れないものです。

 

2006/9/1

方言

私は、仕事で岩手県北部に1ヶ月住んでいてことがある。

仕事関係の人たちは私のことを知っているので標準語で話してくれたのですが、

他の人たちは皆、方言で話しかけてきます。

まるでわかりません。

大げさでなく本当に何を話しているのかわからないのです。

英語にも方言はあります。

小林克也はブルースとかの音楽が好きで、そればかり聞いて口まねしていたら、

初めてアメリカ人と話したときに「おまえの英語は南部訛りがある」と言われたそうです。

さすがですね。

 

2006/9/3

中学生・高校生の場合

もしもあなたがまだ中学生や高校生で、漠然と外国語を使う仕事はカッコいい、
英語がしゃべれたらカッコいい、と思っているのだったら、

何はともあれ外国に対するあこがれがあるということですので
、その気持ちはぜひ大事にしてください。

語学で身を立てたい、英語がしゃべれるようになりたい、という気持ちに対し、
夢をぶちこわすような否定的なことを言う人がたくさんいるかもしれませんが、
気にすることはありません。

十代のころはあこがれに対して、多少夢みがちなことがあったとしても、
それこそが「そうなりたい」と望む気持ちの始まりですし、
その夢の部分は失わないことです。

2006/9/5

実は日本語が大事

外国語がどのくらい習得できるかは、
日本語がどれだけできるかにかかっている、とも言えます。

アメリカからの帰国子女で、「私は英語は困らないんだけど、
漢字が書けないの。英語で話したほうがラクなんですよ。」

なんて嬉しそうにこぼす人がいましたが、彼女は結局
日本で英語を使った仕事をすることができませんでした。

その子は、発音はすばらしく良いのですが、話す内容が
子どもと同じで、文章も子どもの日記みたい、スペリングも
間違いだらけといったありさまです。

英語を日本語にきちんと訳すことができませんでした。

ですから、できるだけたくさんの日本語を活字で読むことをオススメします。
えり好みせず、政治、経済、地理、文化、
科学、あらゆる分野の文章に慣れ親しんでおくことが重要です。

それが、英語の習得につながっています。

ともかく、いろいろな事に興味をもっておくことは重要です。