楽勝!英会話上達

−リスニング−

とにかく英語を聞こう

【いろいろな英語を聞こう】

私たちが中学、高校の学校の授業で聞くCDの英語は、プロのネイティブスピーカーが
とても美しい発音で、簡単な単語を並べてしゃべってくれています。

ですから、聞き取れるのは当然かも。

でもね、実際の会話は全然聞き取れませんから!!

同じ英語でも、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人では違います。

私は通訳をしていましたが、一番ひどいのはインド人の英語ですね。
あれは、なーんにも聞き取れません!

通訳の授業でも、マザーテレサのスピーチを練習に使いましたが、
話す単語は優しくても、何を言ってるのかさっぱりわからないんですよ。

先生も汗びっしょりで、何回もテープを止めては巻き戻し、最後には
テープが切れるのではないかと思うほど聞き取りなおしました。

聞き取れない場合は、推測ですね。「おそらくこういう事を言っているのだろう」
と考えて、通訳するんです。(実際の現場でも、推測することが多いです。)

でね、1ヶ月ほどマザーテレサのテープを聴いたところで、私、思い切って
先生に言いました。「先生、もういいかげんこのオバサンのテープやめましょう。」

先生も生徒も大笑いして、即やめました。実はみんなゲンナリしていたんです。

誤解しないでね、マザーテレサのスピーチの内容はすばらしかったんです。
でもね、インド人の英語ばかり聞いてると、「ほかの英語も聞きたい!」って
思うようになりますよ。

話がそれましたが、いろいろな国の、いろいろな職種の英語をなるべくたくさん
聞いたほうがいいです。テレビを活用するといいですよ。

 

【たくさん聞こう】

これまで、英語を聞くために、カセットテープ、CD、MDなど
いろいろなメディアを使ってきましたが、
なんたってオススメは「ipod」ですね。

とにかくたくさん入るんです。
私はipodに音楽と英語を入れていますが、
もうipodなしでは外出できないほどです。

道を歩いているときは危ないので聞きませんが、
ホームで電車を待っているとき、電車に乗っているときは、
ずっとipodを聞いています。

無料の英語サイトからダウンロードできるものもありますし、
もちろん自分の持っているCDからipodに入れて聞くこともできます。

英語に飽きたら(必ず飽きるんですが)、音楽を聴いてひと休みです。

ただ、ipodを使うにはi-tunesを使いこなす必要がありますね。
あ、ipodを買うときは、おそらくお店の人から勧められる
サポート延長(たしか8000円くらい)に入っておいたほうがいいかも。

だって、i-tunesの使い方が分からないときも、何回も電話で
問い合わせできますし、何よりもipodのバッテリーが無くなったとき、
一度はタダで交換してくれるんですよ。

ipodのバッテリーは高いですから、これだけでもモトがとれるのです。
8000円は高いと思うかもしれませんが、サポートは入っておいたほうがいいです。

 

【シャワーのように聞けばよい?】

よく聞かれる質問に、

「英語はシャワーのように浴びるだけでモノにできるとは、
本当ですか?」

というものがあります。

効果があるかどうかは分かりません。
効果が全くないとは言えませんが、

「聞いているだけで、知らず知らずのうちに
英語がしゃべれるようになる」とは思えません。

だって、全く知らない言葉、たとえば
中国語を、たとえ5000時間聞いたとしても、
ある日突然しゃべれるようになるとは思えません。

ゆっくり読んでもらったとしても、知らない言葉は
聞いても分かりませんよね。ただの雑音です。

ただ、中学、高校の英語をしっかりと勉強すれば、
その後は応用ですから、英語の歌を聴いたり、
映画を見たりして、英語を浴びるように目から
耳から入れれば効果的だと思います。

まずは「基礎」です。基礎は大事です。
中学、高校向きの参考書(教科書は面白くないです)
を、音読、筆写すれば、基礎はバッチリです。